
飯野海運株式会社様は、海運・不動産等事業を営んでおり、125年以上の歴史を持つ企業です。海運市況や地政学リスクなど外部環境の不確実性が高まる中で、資本市場からは収益の安定性と資本効率のさらなる向上を両立する経営がこれまで以上に期待されています。
本案件では、飯野海運様の新中期経営計画(テーマ:資本効率と成長投資を両立する「変革」)について、図式化およびデザインのブラッシュアップを担当しました。
飯野海運株式会社中期経営計画「Transformation for a Sustainable Future」
飯野海運株式会社 コーポレートサイト
それでは、内容についてご紹介します。
中期経営計画 制作の3つのポイント
- 複雑な情報を図式化し、一読で理解できる構造に
中期経営計画によくある内容の細かさや複雑さを図式や要素分解で整理し、グラフィカルに!
「わかりやすさ」と「見やすさ」を両立させるデザインに落とし込みました。 - 変革の必然性を最初に伝える
事業環境の変化と資本市場の期待を押さえたうえで、これまでを経てなぜ今「変革」なのかを、冒頭から一気通貫で伝わるよう整えました。 - 戦略の“骨格”を先に見せ、詳細が多くても迷子にならない情報設計へ
計画全体像/事業基盤戦略/重点戦略など、繰り返し参照される構造を図式化。
読み手がページ間を移動しても理解が積み上がる構成を目指しました。
表紙:力強く次のステップへ向かうデザイン

表紙では、ロゴを大きく配置し、これまで築かれてきた長い歴史やお客さまとの信頼を基盤に、社員一丸となって、力強くも着実に次のステップへ進んでいく姿勢を感じてもらえるようにと作成しています。
未来を見据えて変革の必然性を伝える

新中期経営計画では、2050年長期ビジョンおよび2035年中期ビジョンからバックキャストし、その実現に向けた最初の5年間の計画として策定されています。
前中計が「挑戦」であったのに対し、本計画では資本効率と成長投資を両立する「変革」をテーマに掲げており、そこからまだ次につながっていく未来を思い描くようなイメージを具現化しました。
メッセージが読み手に過不足なく届くよう、テキスト情報の階層と、図解の役割分担の整頓も意識しています。
戦略を構造化して説得力を高める

中期経営計画は、どうしても情報量が多くなりがちですよね。一方で、読み手は「結局どこに価値の源泉があり、何をどう変えて、どう成果につなげるのか」を短時間で理解したい。
そこで本案件では、
- 計画の全体像(戦略の見取り図)
- 事業基盤戦略
- 事業・財務・組織のつながり
といった“骨格”を先に提示し、各ページの詳細が骨格のどこに位置づくかを常に追えるよう、かつそれぞれのページのカラーバランスや印象を崩さぬよう全体と合わせて調整を行いました。
図解でよりわかりやすく



「どの領域で、どの重点戦略を通じて、どのように成果へつなげるのか」
どのページでもこの流れを一目で追えるよう情報の階層を整理し、要素同士の関係性を可視化した図解で表現。
ページごとに表現がバラつかないよう、図解の型や視線誘導も揃えることで、情報量が多い中でも読み手が迷子にならずに理解できる構成を意識しています。
本案件では、図式化・図解化、デザインのブラッシュアップ、日英同時開示を見据えた進行設計まで一貫して担当しました。
今後も、企業の変革ストーリーを「わかる構造」に落とし込み、投資家・ステークホルダーとの対話を前に進める資料づくりを支援してまいります。
| 制作物 | 中期経営計画 |
| 使用ツール | PowerPoint |
| 制作 | インクデザイン株式会社 |
| 弊社担当範囲 | デザイン/進行管理 |
| 制作期間 | 約2か月 |
| 座組 | プランナー1名・エディター1名・デザイナー2名 |
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